鈴木 寛
東京大学教授、慶應義塾大学教授、社会創発塾塾長
Teach for All Global Board Member、元・文部科学副大臣、前・文部科学大臣補佐官、日本サッカー協会理事など。
2014年10月より文部科学省参与、2015年2月より2018年10月まで、文部科学大臣補佐官を四期務める。 日本でいち早く、アクティブ・ラーニングの導入を推進。
2020年度からスタートした学習指導要領の改訂、40年ぶりの大学入学制度改革に尽力。 「どんな家に生まれても、どんな地域で育っても、すべての子ども・若者の最善の学びを」をライフワークに、 希望者全員奨学金、高校無償化、高等教育無償化、幼児教育無償化政策実現など、学習権の保護・充実に尽力。
★すずかん先生の詳しいプロフィールはこちら▶︎http://suzukan.net/profile.html
すずかんゼミ共育部は、以下の大きなテーマをもとに活動を続けています。
~共育部が発足された経緯~
●2019年秋 「すずはやだい」の結成
すずかん共育部の立ち上げメンバーとなる田島(当時のすずかんゼミのゼミ長)と醍醐(当時、SFCの院生)をすずかん先生が引き合わせたことから、共育部の母体となる「すずはやだい」(すずかん、はやて、だいごの頭文字を取って命名)が結成される。
「日本の教育を何とかしたい!」と強く願う3人は、SFCで運命的に出会い、「共育部」の立ち上げに向けてコツコツと準備をはじめた。
●2020年2月
慶應すずかんゼミと東大すずかんゼミが合同で山口県萩市に行き、萩高校の探究学習の最終発表を見に行く。その際、寒い冬空のもと、松陰神社の境内にある松下村塾にて宮司から約1時間の講義を受け、日本の教育改革を皆で心に誓いあう。
●2020年4月 「すずかんゼミ共育部」がスタート
すずかんゼミやその関係者で、教育に関心のある学生を集め、「すずかんゼミ共育部」が発足し、それぞれの活動をベースとしながら共育活動の開始。この年、新型コロナウイルスが世界中に蔓延し、国内の学校は長期にわたって臨時休校を余儀なくされた。
そのような中で、すずかん先生はZOOMによるオンライン授業で約1,000名の学生を履修者として受け入れて「公共哲学」や「教育政策」の授業を行い、その模様はyahooニュースなどでも大きく取り上げられた。
一方、発足して間もない共育部は構想していた活動がほぼすべてストップしてしまった。そのような中で、田島と醍醐は「どのような状況下にあっても子どもたちの学びを止めない学校」を目指し、現場の先生たちをオンラインで集め、ICTを使った授業実践の紹介など、教員研修に力をいれてきた。
●2020年7月 山口県萩市「高校魅力化プロジェクト」で連携協定を締結
山口県萩市と慶應義塾SFC・鈴木寛研究会とで連携協定を結び、萩市の高校生の探究活動(萩探究部・【萩たん】)をサポートすることになった。萩たんの活動運営には、田島と醍醐の他に共育部のメンバーである古賀、平田、石井の3人も加わり、多くの学生や社会人が携わって萩たんの活動を行ってきた。